高強度ステンレスの冷間鍛造成形技術

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高強度ステンレスの冷間鍛造成形技術

大貫工業所は国の支援を得て、析出硬化系ステンレスというステンレスの中で最も強度の高いステンレスを冷間鍛造成型する技術を開発しています。また、鍛造成型した二つの金属部品を摩擦撹拌接合する技術も開発しており、その2つの技術を使い高圧センサーのポートを形成します。

まずポートに対して一番重要な部分は、厚さ0.5 ㎜という一部分だけ非常に薄肉の部分を作ります。全体の厚みが今の試作では6㎜でやっていますが、その中に一部だけ0.5㎜という膜を作る技術になります。それを鍛造成型という金属を無理やりつぶして塑性変形させて形成する工法を用い、多工程で何段階かに分けて形を作り上げていくものです。それを1台のプレス機の中で順送りに成型する技術です。

今までの切削加工では、大きな母材から削り込んでいくことになり、削りカス分の材料が無駄になります。さらに複雑な形状を削るにあたり、切削時間もかかり、コスト的にも高くなります。鍛造成型することで部材はほとんど無駄なく使われ、連続冷間鍛造を行なうことで、数秒に一個成型された部品がプレス機から出てくる、量産性に優れた加工法になります。

先ほどご紹介させていただいた鍛造の部品というのはこちらです。それからこちらの部品、ポートと言っています部品の両方を鍛造で作りたいと思っています。その二つを摩擦撹拌接合で接合するというのが我々のもう一つの技術になります。これを摩擦撹拌接合で接合するのは、中に高圧がかかりますので、内面に全く隙間や界面を残さないためです。完全に一体の金属にするために新しい接合技術を用いてきれいに接合する開発を進めています。

大貫工業所では、この技術の一番の応用分野は自動車と考えています。種々の高強度部品に応用できますが、高圧センサーだけでも一台の自動車に複数個使われることから、国内自動車メーカーはもとより、海外市場での展開も視野に入れ、積極的に海外でのビジネスを見据えています。

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