液中でのマイクロ波照射によるプラズマ生成

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液中でのマイクロ波照射によるプラズマ生成

アリオスは国の支援を得て、マイクロ波を液中に照射してプラズマを作る技術、マイクロ波液中プラズマ技術が白金担持触媒やプリント配線に用いる銅ナノ粒子製造へ使えることを実証しました。白金担持触媒は水素から電気を取り出す燃料電池の一番効果的な材料として知られています。

これが一番心臓部になります。こちらの方からマイクロ波が入って来て、このチューブを通って、この中に液体を溜めます。液体の中にマイクロ波を照射して、そこにプラズマができあがるというものです。プラズマを立てて何ができるかと言うと、まずナノ粒子が非常に高速でかつ均一なものができあがるというのがひとつのポイントです。

今回の技術により白金の棒から直接ナノ粒子を極めて簡単に作れることになりました。白金の化合物を作りそれを還元する従来の方法では、還元時の副生成物として廃棄物が出ましたが、今回の技術は廃棄物を発生させません。生成された粒子は結晶面を持っており、触媒としての機能が高められます。また、数ナノメーター程のかなり小さな粒子ができることから、全体として表面積が大きくなり触媒反応が高められます。

ナノ粒子、白金のナノ粒子以外に、金とか銀、銅もできています。いわゆるプリント基板盤というのは現在樹脂の板に銅のフィルムを貼って、それを溶かして作っていますが、例えば皆さんご家庭にあるようなインクジェットのプリンターを使って配線することもできるような、そういう粒子も作る事ができます。この技術を使うと、例えば有機物の分解とか、あるいは液体の中に含まれている重金属を除去するとか、あるいは酸性水を作るとか、天ぷら油のような廃油から水素を取り出すとか、そういった事もできています。

ナノ粒子をユーザの製品に合わせて最適化するため、アリオスはナノ粒子製造時の前工程および後工程を考えた生成方法の開発も進めています。現在の想定ユーザは大学や研究機関などで、アリオスは年間10台の装置販売を見込んでいます。

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