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義歯にダイヤモンドライクカーボン薄膜を成膜する技術

Medical

義歯にダイヤモンドライクカーボン薄膜を成膜する技術

ストローブは義歯にダイヤモンドライクカーボン(DLC)という薄膜を成膜する装置「DLCコーティング」を開発しました。この装置は真空チャンバーの中にプラズマ現象を作りだし、そこにメタン混合の炭素と水素を含む原料ガスを送り炭素を分離させ、対象になる材料の上に常温で炭素膜を物理的に形成する技術です。

"いつまでも健康な歯を維持したいという気持ちは皆さんお持ちですが、将来入れ歯をするか、インプラントをするかという選択があります。インプラントの場合は歯科医が外科手術をしなければならないという難しさがあります。それに対し入れ歯は誰でも装着し易いということが言えます。"

しかし、入れ歯はプラークや歯石からくる匂いの問題があります。ストローブはこの真空蒸着技術により汚れが付きにくく、また付いても水洗いで簡単に落とせることを1年間の臨床試験で確認しました。従来のコーティング材は3ヶ月くらいしか持ちませんが、DLC成膜では1年の汚れ防止を実現しています。DLCは既に手術用メスやステントなどに使用されていることから、DLC成膜された義歯は生体に対して安全な製品となっています。

"一般的なDLCと異なり、当社のDLCはSP3と言われるダイヤモンド結晶体が90%+と言う類を見ないSP3リッチ(rich)として位置づけられています。膜厚は約70nmくらいです。厚さは成膜時間によってことなりますが、義歯用には70nmです。当社の膜は非常に柔らかく、1-2ギガパスカルという柔らかさを持っています。しなやかですが、非常に強靭ということになります。"

ストローブが開発した装置はインバータプラズマ電源方式という真空度が低い卓上型電源を使うコンパクトな設計になっており、従来のDLC装置にくらべ格段に安価な装置です。原料ガスもカセットボンベ方式で安価に提供されます。同社は海外ですでに韓国の半導体装置メーカと韓国における販売/製造のライセンスを行っています。国内でも歯科材料メーカと協業しています。

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