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新薬開発を加速する「京」インシリコ創薬基盤の構築

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新薬開発を加速する「京」インシリコ創薬基盤の構築

大阪には昔から数多くの製薬企業があります。2013年に誕生したグランフロント大阪にオフィスを構えるNPO法人バイオグリッドセンター関西は、現在、スーパーコンピュータを利用して薬品を創るインシリコ創薬と呼ばれる新たな基盤構築のプロジェクトに大学や製薬企業とともに取り組んでいます。これまで医薬品の開発には長い年月と巨額の費用がかかってきましたが、インシリコ創薬では「京」コンピュータを用いる事で大きく効率化する研究が進められています。

"もともとスーパーコンピュータとバイオ分野の融合という事で始めたんですけど、ちょうど2011年頃にですね、スパコンの「京」が神戸に出来るという事を受けて、じゃあ製薬産業、創薬産業でスパコンを使った産業利用が出来ないかという事で、ちょうど京が共用開始になるタイミングに合わせて我々もプロジェクトメイキングして産業利用という事で手を挙げさせて頂いた。" バイオグリッドセンター関西は京都大学の奥野教授が「京」を利用して開発されたIT創薬と製薬会社とを繋ぐ架け橋となる活動をしています。「京」インシリコ創薬基盤の構築のプロジェクトでは11社の製薬企業が参画し、プロジェクトの下で企業の壁を越えた議論が日々成されています。

"コンピュータを使って薬を作るというのは普通に考えると全然イメージが出来ないような事だと思いますけれども、それを「京」コンピュータを使ってこれまで出来なかったような計算をやって高精度でなおかつ色々な病気のタンパク質に効くような薬を効率的に作るような方法論の開発を行っています。"

奥野先生の取組む研究は、約600種類の病気に関連するタンパク質と約3000万種類の薬の候補となる化合物との結合の可能性をスーパーコンピュータ「京」を用いて高速に計算すること。さらには厳密なシミュレーションで予測精度を向上させることです。計算結果はプロジェクトに参画する製薬会社と共有し、企業の新薬開発の基盤構築に貢献しています。

"今普通に我々が 計算で創薬をしている、あるいは製薬会社さんが普通に現場で計算をされているその予測の精度というのは実は5%程度ですね。で我々が今「京」コンピュータを使って取組んでいるのはその5%を劇的に向上させてやろうと。で私の夢と言うか目標としましては、「京」コンピュータか次のスーパーコンピュータを使ってやる事によりまして、その予測率というのを70%以上にしたいと言うのが目標ですので、そういう時代というのが間もなく計算創薬の世界ではやってくるんじゃないかという事を期待しています。"

さらに将来「京」の性能を上回るスーパーコンピュータが使えるようになると、病気の原因となるタンパク質をコンピュータに入力すると適切な化合物が自動的に候補となるなど革新的な医薬品開発への貢献が期待されます。

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